この記事では、7つの習慣を読む前に知っておくことにより、7つの習慣からより多くの学びを得ることができるようになります。
スティーブン・R・コヴィー博士の「7つの習慣」は、世界中で多くの人に読まれています。
全世界で3000万部、国内で180万部を超えてベストセラーとなっています。
日本では1996年に初版が出版されましたが、今でも読み続けられている大ベストセラー本です。
なぜなら、「7つの習慣」は人が求める成功法則を教えてくれる良書だからです。
しかし、上記の「7つ習慣」は521ページもあり、忙しく時間のない方には読みきるまでに最低でも1週間は必要となります。たとえ読めたとして、1度読んだくらいでは全てのことを理解し、行動に結びつけることは難しいでしょう。
最低でも、3度は読むことをオススメします。
困っているおじさん
ビジネスマン
とお困りの方のために、良い提案があります。
「7つの習慣」には、マンガ版があります。しかも、175ページとなっており読みやすいサイズになっています。
この記事では、まんが版の「7つの習慣」から得た成功法則を要約して、お忙しいあなたのために紹介します。
しかし、いくらまんが版とはいえ、学ぶべきことが非常にたくさんあり、中身が濃くなっています。
そこで、理解をしやすくするために、数回に分けてご説明します。
そして、この記事では「7つの習慣」をより理解して頂けるように、「成功法則を得る前に、知っておくべき3つのこと」を説明します。
まず、これからご説明する3つのことを、ベースに持った上で、本編を読んで頂くことにより、早く確実に理解できるようになります。
また、この記事では、より理解しやすくするために、野球人生に例えて説明していきます。
もくじ
1.小手先で手に入れた成功は、長続きしない!!
そこそこのバッティング技術をもった「ぶた選手」がいました。
ぶた選手は、ふとしたきっかけでバッティング技術を得ることができ、チームでNo.1の打率を手に入れました。
ぶた選手
きっかけは、ふとした瞬間にやってきたが、最近バッティングの調子がとっても良いぞ。
監督さん
この調子でガンガン打ってくれよ。頼んだぞ!!
ぶた選手
わかりました。ドンドン打って、チームに勝利をプレゼントしますよ。
監督も打率の良いぶた選手を、使ってくれていました。
ぶた選手
俺が打ててるから、チームが勝利できているんだ。
他のヤツラは、俺の足を引っ張ってばかりで困るぜ。
いぬ選手
ちょっと失敗したけど、次から頑張るぞ。
ぶた選手
いぬ選手よ、ミスばっかりするなよ。
もっと真面目に練習しろよ。
いぬ選手
すみません、次から気をつけます。
でも、こないだぶた選手も、同じようなミスをしましたよね。
ぶた選手
いつもチームの勝利に貢献している俺が、たまにミスしたくらいで、ごちゃごちゃ言うな!!
ぶた選手は、自分が1番チームに貢献していると考え、他のメンバーはチームの勝利の足を引っ張る存在だと考え始めました。
そんな考え方をしているせいで、他のメンバーがミスをしようものなら、罵声を浴びせました。
また、自分がミスしたときは、いつもバッティングで活躍しているから、たまに失敗したくらいで文句を言われる筋合いはないと思っていました。
ある試合で確実に1点が欲しい場面がありました。
ぶた選手がバッターボックスに入ったとき、監督は「送りバント」のサインを出しました。
監督さん
ここは確実に1点が欲しい!!
ぶた選手よ、送りバントして1塁走者を2塁に進めてくれ。
ぶた選手
何を言っているんだ!!
この俺なら、確実にヒットを打てるから、送りバントなんかしないぜ。
ところが、ぶた選手は監督の「送りバント」のサインを無視して、ヒットを打ちにいきました。
しかし、ボテボテの内野ゴロを打ち、ダブルプレイとなりました。
監督さん
なんで、「送りバント」のサインを出しているのに、勝手に打ちにいったんだよ。
ぶた選手
ヒットにならなかったのは、たまたまだよ。
次は、ヒットを打ちますよ。
せっかくのチャンスを逃す結果となり、この試合は負けてしまいました。
もちろん、監督からの信頼を失くす結果となりました。
いぬ選手
あの場面では、確実に1点が欲しかったのに、なんで送りバントしなかったんだよ!?
ぶた選手
お前みたいな凡人なら、送りバントでもいいかもしれないが、この俺が送りバントなんてできるかよ。
そういったぶた選手の考えは、プレイ態度や練習態度にも現れてきます。
そんな考えや行動をしている選手を、監督は使い続けてはくれません。
また、他のメンバーとの良好な関係も構築することもできません。
いぬ選手
監督、ぶた選手に送りバントさせていれば、1点取れていました。
どうして、送りバントさせなかったんですか!?
監督さん
「送りバント」のサインを出していたんだよ。
それをぶた選手が無視したんだ、あんな奴はもう使わない!!
テクニックや技術も必要ですが、人として大事なものが備わっていないと成功は長続きしません。
野球も仕事もチームプレイです、自分ひとりの力だけでこなせる仕事ばかりではありません。
普段からチームプレイを大事にする気持ちを持っていないと、いざというときに他人は助けてくれません。
2.人が新たな行動を習慣として、身につけるために必要なこと
人が新たな行動を習慣として身につけるためには、「知識」、「スキル」、「意欲」の3つが必要となります。
- 「知識」:なぜ必要か、何をするか
- 「スキル」:どのようにするか
- 「意欲」:習慣にしたい、という思い
「なぜ必要なのかをしっかりと理解できていないこと」を身につけることは、できません。
他人から「習慣にしろ」と言われても、自分になぜその習慣が必要なのか理解できないことは、当然反発してやりませんし、できません。
監督さん
ぶた選手よ。
周りの状況をよく見て、次にどう動くかを考えろ。
例えば、ぶた選手が守っているセンターにフライがこなくても、ライトにフライが上がったら、ぶた選手がライトのフォローに動け。
ぶた選手
監督、どうしてですか?
俺は、センターだけ守っていればいいはずですが・・・。
ライトのフライは、ライトを守っている選手が自分で守ればいいんですよ。
何をしたらよいかが、わかっていないことは、当然できません。
そういう場合は、しっかり納得するまで確認するようすべきです。
いぬ選手
オーライ、オーライ。
僕が持っているレフトに、フライが来たぞ。
ドテッ・・・。
力みすぎて、こけてしまった。
ぶた選手
いぬ選手は、何やっているんだよ。
俺はセンターだから、自分でなんとかしろよ。
監督さん
ぶた選手、こないだ言っただろ。
他のメンバーのフォローに入れよ。
ぶた選手
こないだは、ライトのフォローに入れって言われましたが、レフトのフォローは聞いてないですよ。
どんなに必要で、やり方がわかっていても、意欲がなければ習慣になりません。
年初に今年はこれをやろうと決めても、3日もすればやめてしまうのは、意欲がないか、意欲が足りないからです。
監督さん
ぶた選手よ。
今年は足腰を鍛えて、盗塁もできる選手を目指せよ。
ぶた選手
わかりました。
1月1日から毎朝ジョギング10キロを日課にします。
時計くん
1月1日だよ。
ぶた選手
よーし、今日からジョギング10キロを走るぞ!!
時計くん
1月3日だよ。
ぶた選手
朝は寒いし、眠いよ。
今日のジョギングはパス。
時計くん
1月4日だよ。
ぶた選手
俺は、バッティングを頑張るから、ジョギングはもういいか・・・。
野球に例えるなら、以下です。
- 野球のルール(知識)を身につける
- バッティングや守備(スキル)を身につける
- 日々やり続ける(意欲)
以下は、天才棋士の「羽生善治棋士」の名言です。
私は、才能は一瞬のひらめきだと思っていた。
しかし、今は10年とか20年、30年を同じ姿勢で同じ情熱を傾けられることが、才能だと思っている。
3.物事の見方を変えれば、結果が変わる
人は、「物の見方」によって、「取る行動」を変えます。
その取った行動により、「行動の結果」となります。
すべての始まりは、「物の見方」になります。
「物の見方」を変えれば、最終の「結果」が違ったものになります。
ある日の試合のこと、ぶた選手はセンターを守っていましたが、守備のことより次の打席のことを考えていました。
ぶた選手
次、俺の打順が回ってくるな。
よーし、ホームランを狙っていくぞ。
その時、センターへフライが上がりましたが、次の打席のことを考えていたぶた選手は、一瞬初動が遅れてしまいました。
それを見ていたレフトを守るいぬ選手は、自分がセンターのフォローに入るべきと考えました。
ぶた選手
少し出遅れたが、絶対にフライを取ってやるぞ。
いぬ選手
ぶた選手、僕に任せてよ。
ぶた選手
いぬ選手、何言っているんだよ。
このセンターフライは、俺がキャッチするんだよ。
カッコつけて、でしゃばってくるなよ。
いぬ選手
カッコつけているつもりはないよ。
通常ならこのフライは、ぶた選手がキャッチする範囲でしたが、初動が遅れたぶた選手より、いぬ選手がキャッチする方が確実だと、周りで見ている人たちも感じていました。
結果として、ぶた選手は間に合わず、落球する結果となりました。
ぶた選手
くそー、いぬ選手がカッコつけて俺の気を散らすから、落球してしまったじゃないか。
いぬ選手
どう見ても、僕がキャッチした方が良かったと思うよ。
ぶた選手
俺の守備範囲は、俺が守るんだよ。
いぬ選手は、レフトだけ気にしていればいいんだよ。
いぬ選手
誰の守備範囲かなんてどうでもいいよ。
それよりも、確実にキャッチできる人がキャッチすればいいんだよ。
ぶた選手の「物の見方」は、間違っていました。
まず、野球はチームプレイなので、チームの勝利を一番とし、確実にキャッチできそうないぬ選手に任せるべきでした。
また、他のメンバーがミスすることもあり、お互いさまと考えるべきでした。
チームプレイは、信頼関係の上になりたっており、信頼をなくす行動(自分勝手な行動)はするべきではありません。
自分が思うような生活を送れていないなら、「物の見方」に問題がある。
4.まとめ
それでは、今回のまとめです。
「小手先で手に入れた成功は、長続きしない」
「7つの習慣」を読むことにより、小手先ではない真の成功法則を手にいれましょう。
小手先を変えても、真の自分自身が変わらなければ、成功は長続きしません。
人が新たな行動を習慣として、身につけるために必要なこと
「7つの習慣」から得た知識を有効に活用するためには、合わせてスキル(使い方)も身につける必要があります。
知っているということと、できるということの間には、雲泥の差があります。
そして、一番大事な意欲がないと、せっかく身につけた知識とスキルを継続して活かすことができません。
物事の見方を変えれば、結果が変わる
「7つの習慣」を読んで、「物事の見方」を改めましょう。
そうすれば、自ずと結果がついてきます。
「7つの習慣」を読むことが目的ではなく、成功法則を知り、実践で活かして、実際の成功を手に入れることが目的です。
以上です。
あなたの参考になれば、幸いです。
5.「7つの習慣」のオススメ書籍のご紹介
6.最後に
他の習慣も合わせて学びましょう。
【7つの習慣】第1の習慣「主体的である」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著
【7つの習慣】第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著
【7つの習慣】第3の習慣「最優先事項を優先する」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著
【7つの習慣】第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著
【7つの習慣】第6の習慣「シナジーを作り出す」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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