【7つの習慣】第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著

まず理解に徹し、そして理解される

この記事では、世界中の多くの成功者に読まれている「7つの習慣」から成功法則を解説していきます。

今回はその中から、第5の習慣である「まず理解に徹し、そして理解される」を説明します。

前回の「【7つの習慣】第4の習慣「Win-Winを考える」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著」に引き続き、成功に近づくように学んでいきましょう。

 

「まず理解に徹し、そして理解される」は、相手から共感を得るために必要な習慣となります。

理解するとは、相手の話を真剣に聞くことです。

聞いているフリではなく、相手が何を言わんとしているのか、どう思ったり、どう感じているかを口から発せられる言葉や表情からつかみ取ろうとすることが重要となります。

 

基本的には人は「自分のことを理解してもらいたい」という欲求を持っています。

その欲求が先行してしまい、相手の状況に関係なく伝えようとしてしまい、うまく伝わらない状況がしばしば発生させてしまいます。

 

そして、そういう状況が起こると多くの人は、自分が伝えていることを理解できない(理解しようとしない)相手が悪いと思ってしまいます。

一方的に聞かされた相手にしてみれば、聞く体制ができていないなかで、「一方的に言いたいことをいいやがって」など反発の感情を抱いてしまいます。

そういう状況になった場合、話した側も聞いた側もお互いに相手が悪いという感情になってしまい、平行線のままということが起こってしまいます。

 

それでは、そういう状況にならないためにどうするかを解説していきます。

1.実は、相手の話を聞くことは難しい?

相手の話を聞く

相手の話を聞く

 

友人、知人、職場の人、家族などと会話をする機会はたくさんあります。

「話を聞く」ことは、意識して行わないと正しくできていないことが多くあります。

どのように意識するかですが、「共感による傾聴」というスキルが必要となります。

 

共感による傾聴」とは、相手の目線で話を聞き、心の底から誠意を持って相手を理解しようとすることです。

具体的に説明すると、相手が「何を言ったか」ではなく、「どう感じたか」、「何を考えているか」、「何を伝えたがっているか」を聞き出すことです。

耳で聞こえる声や言葉ではなく、言葉を使って伝えようとしている相手の感情を聞こうとすることが大切となります。

 

「共感による傾聴」が相手の話の聞き方として、最高レベルとなります。

他のレベルには以下があります。

自分がどのレベルかチェックしてみてください。

 

相手の話の聞き方レベル

レベル0:無視する(相手の存在を認めていない)

レベル1:聞くフリをする(聞くフリをしながら、別のことを考えている)

レベル2:選択的に聞く(自分の興味がある部分だけ聞く。または自分の目線で解釈する)

レベル3:注意して聞く(相手を理解しようと努める)

レベル4:感情移入して聞く(相手の目線で聞き、相手の感情を聞こうとする)

 

いかがでしたか?

常にレベル4で相手の話を聞けている人は、ほとんどいないと思います。

また、特定の人に対してはレベル4だけど、その他の人に対してはレベル2なんて人もいると思います。

 

会話にも、Win-Winの関係があります。

一方的に話している人は、Win-Loseの関係です。

 

2.「共感による傾聴」を上達させる4つのステップ

共感を得る

共感を得る

以下は、「共感による傾聴」を上達させるために意識するステップとなります。

傾聴を上達させる4つのステップ

◆ステップ1

 話の中身(キーワード)を繰り返す。

 これにより、相手の話(言葉)を注意して聞くようになる。

 

◆ステップ2

 話の内容を自分の言葉に置き換えて言い直す。

 これにより、相手の話(言葉)を考えながら聞くようになる。

 

◆ステップ3

 相手の感情を自分の言葉で、置き換える相槌を打つ。

 これにより、相手の言葉より相手の感情に注意して聞くようになる。

 

◆ステップ4

 ステップ2、ステップ3を同時に行う。

 これにより、相手は心を開き、信頼感が生まれる。

 

ステップ1から取り組み、意識しないでもステップ4が行えるようにしていきましょう。

また、相手を理解したいという思いをしっかり持った上で、各ステップを実行する必要があります。

 

正直難しいですが、少しずつ取り組み相手の共感を自然に得られるようになりましょう。

そうすれば、相手があなたの話しを理解してくれるようになります。

 

3.「7つの習慣」のオススメ書籍のご紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

4.最後に

他の習慣も合わせて学びましょう。

【7つの習慣】を読む前に知っておくべき3つのこと|スティーブン・R・コヴィー博士著

 

【7つの習慣】第1の習慣「主体的である」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著

 

【7つの習慣】第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著

 

【7つの習慣】第3の習慣「最優先事項を優先する」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著

 

【7つの習慣】第4の習慣「Win-Winを考える」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著

 

【7つの習慣】第6の習慣「シナジーを作り出す」を学ぶ|スティーブン・R・コヴィー博士著

 

以上です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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